米海兵隊矢臼別移転反対釧根連絡会、4町長に申し入れ 04.10.25 | |
<釧根連絡会ニュースより> 10月25日(月)、米軍の矢臼別への移転駐留について反対表明を求める申し入れ書を持って、申し入れと話し合いをしました。 急な申し入れでしたが、結果的には全ての町長と会うことができ、現状に対する考え方などについて話し合うことができました。 参加者は、菊地、平、吉野、池田の4名でした。 申し入れに対しては一様に、政府筋からの情報も打診もないとして、 「一部マスコミとあなたたちが騒いでいるだけで、現時点では話せることは何もない、したがって反対、賛成についてコメントはできない」別海佐野町長 「不確実な情報ばかりで、困惑している。一切ノーコメントだ」厚岸若狭町長 「現在の所は何ともいえないが、表面化すればこれまで同様、酪農に対する影響も大きいことから、反対の立場をとる」浜中石本町長 「標茶としては、これまでの移転訓練をめぐる経過からも賛成できないし、イラクの戦争に参加している海兵隊を受け入れることは反対である」標茶今西町長 という内容で、受け止め方に温度差があることが見えました。 また、「国防問題は国の専権事項である」(別海・厚岸町長)と協調し、国からの要請には応えなければならないというニュアンスをにじませていました。 「道の見解が重要であり、知事の意見表明に注目している」(厚岸・浜中町長) 「道知事がこれまでの知事にはなかった受け入れ難い≠ニ表明したことは大きい」(標茶町長)と道の判断が今後のカギになるだろうという意見があったことも特徴的でした。 いずれにしても四町と道による連絡協議会で協議されるであろうことから、そこまでの各町長の主張が影響力を持つことになるのではないかと考えますし、「連絡協議会の意向を尊重する」(別海町町)ということから、今後4町協議に向けてのこちらからの粘り強い働きかけが必要だろうと考えています。 別海町長の発言の中に、名護代替基地「15年使用」問題に触れ、「5年・10年という期限を設けるということであれば、固定化にならない」というニュアンスの言い方で非常に気になる発現があり、また、「何の打診もないというが、出てきたときにはもう手遅れで、一地方が押し返すことは困難ではないか」という問いに、佐野町長は「建物を作るのにだって何年もかかる。すぐに答えの出る問題ではない」と、まともな答えができませんでした。 ※写真は佐野別海町長への申し入れの様子(別海庁舎内・町長室) |
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